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Vanilla Studioインドネシア産バニラビーンズ
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クリスマス・年末に向けたバニラの仕入れ計画。いつ・どれだけ確保するか

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製菓店の一年は、12 月で大きく形を変えます。 クリスマスケーキ、年末の贈答用の焼き菓子、年明けの手土産。 製造量が平月とは桁で変わる店も少なくありません。

この時期にバニラが足りなくなると、代わりはすぐには見つかりません。 慌てて別の仕入れ先から買えば、香りも原価も変わります。

繁忙期のバニラは、平月の延長ではなく、別の計画として立てるほうが安全です。

必要量は昨年の実績から出す

まず、昨年の繁忙期に何をどれだけ作ったかを洗い出します。

商品昨年 12 月の製造数1 個あたりの使用量必要量
例:ホールケーキ製造数1 台あたり何 g か製造数 × 使用量
例:焼き菓子の詰め合わせ製造数1 箱あたり何 g か製造数 × 使用量

1 個あたりの使用量は、重量で出してください。 本数で数えると、さやの太さの違いで計算がずれます。 1 本はおよそ 3g ですが、重量は前後します。 仕込み量からの逆算はバニラビーンズ1本は何グラムかにまとめました。

合計が出たら、次のぶんを上乗せします。

  • 今年の伸び。 予約の動き、新しく加える商品
  • 試作のぶん。 繁忙期の新商品は、10〜11 月に試作が続きます
  • ロスのぶん。 失敗した仕込み、焦がしたクリーム。昨年の実績がなければ 1 割ほどを見ておく

平月の何倍になるかは、店によってまったく違います。 他店の数字ではなく、自店の実績を使ってください。

製造開始から逆算して発注する

必要量が決まったら、いつ手元にあればよいかを逆算します。

  1. 製造を始める日を決める(仕込みの早い焼き菓子は 11 月から始まる店もある)
  2. その前に試作で使うぶんが要る
  3. 届いてから検品と小分けをする日を取る
  4. 発注から到着までの日数を見込む

大口になるほど、この「4」の日数が伸びます。 当店では合計 10kg 以上のご注文は銀行振込(前払い)になり、 ご入金を確認してから発送します。 振込の手続きにかかる日数も、逆算に入れておいてください。

開封後の鮮度と釣り合わせる

まとめて確保するほど、1g あたりの単価は下がります。 一方で、開封して長く置くほど香りは抜けます。

業務用の管理では、開封後 3 か月以内に使い切れる量を目安にしています。 考え方は業務用バニラビーンズの選び方に書きました。

繁忙期の確保では、この二つを次のように両立させます。

  • 未開封のまま持つ。 開封しなければ、適切に保存すれば長く持ちます
  • 繁忙期に開ける分だけ開ける。 月ごとに小分けし、残りは封を切らない
  • 冷蔵庫に入れない。 出し入れのたびに結露し、カビの原因になります

保管の基本はバニラビーンズの保存方法、 まとまった量を受け入れるときの手順は 10kg以上のバニラを受け入れるにまとめています。

一度にではなく、分けて受け取る

置き場所が限られる店や、開封後の管理に不安がある店は、 繁忙期のぶんを分けて受け取る方法もあります。

たとえば 11 月の試作と製造開始のぶん、12 月の本番のぶんというように、 時期を分けて届くようにしておけば、手元に置く量を抑えられます。 納品時期を分けたお届けは、お問い合わせから承っています。

収穫は年に一度、早めの相談が効く

バニラの収穫は年に一度で、その年の作柄によって確保できる量が変わります。 相場が動いても、すぐに増産できる作物ではありません。 理由はバニラが高い理由で説明しています。

繁忙期の直前は、ほかの店も同じように仕入れを増やす時期です。 必要な量と時期が決まった時点で、早めに相談しておくほうが、確保の見込みを立てやすくなります。 大口の数量や継続的なお届けは、 卸・大口のお取引に段取りをまとめました。

仕入れ先を替えるなら、繁忙期の前に

繁忙期に入ってから仕入れ先を替えるのは避けてください。 香りの出方が変われば、使用量の調整からやり直しになります。

替えるなら、試作を回せる 9〜10 月のうちに。 同じ配合・同じ工程で並べて比べる手順は バニラのサンプルを取り寄せて比べるに書きました。

繁忙期のあとに残ったさやを回す

1 月に入ると、製造量は一気に落ちます。 開封済みのさやが残っていれば、早めに使い道を決めます。

  • エクストラクトに漬ける。 店内で使う香りづけの材料になる(自家製のものは販売できません)
  • バニラシュガーにする。 焼き菓子の砂糖の一部に置き換えられる
  • ペーストにして仕込みストックにする。 手間のかかる時期の前に作っておける

回し方は使い終わったさやを使い切ると 自家製ペーストと仕込みストックにまとめています。

計画の見本

最後に、立てた計画を一枚にまとめておくと、翌年の計画がそのまま楽になります。

項目記録すること
商品ごとの製造数予定と実績の両方
1 個あたりの使用量重量(g)
発注日・到着日何日前に発注すれば間に合ったか
開封日何か月で使い切ったか
残量繁忙期のあとにどれだけ残ったか

月に 500g 前後を使う店なら 1kg、 繁忙期に数 kg を使う店なら 5kg までを通常のご注文で承っています。 1 か月ぶんずつの使用量から 1g あたりの原価を出す方法は バニラの原価はいくらかに載せました。

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