バニラビーンズの値段の比べ方。本数売りと重量売りを1g単価にそろえる
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バニラビーンズの値段を比べようとすると、表記がそろっていないことに気付きます。 「2本入り」「10本入り」と本数で売る店もあれば、「100g」「1kg」と重量で売る店もあります。
袋の値段をそのまま並べても、どれが安いのかは分かりません。 比べるための手順を整理します。
1g単価にそろえる
比べる単位は 1g あたりの単価 です。 本数で売っているものは、まず重量に直します。
| 表記 | 直し方 |
|---|---|
| 重量売り(100g ◯円) | 価格 ÷ 重量(g) |
| 本数売り(重量の記載あり) | 価格 ÷ 記載の重量(g) |
| 本数売り(重量の記載なし) | 価格 ÷(本数 × 3g)で見当をつける |
さや 1 本はおよそ 3g が目安です。 ただし長さと太さは 1 本ずつ違うため、同じ本数でも重量は前後します。 重量の記載がない商品を本数で換算した数字は、あくまで見当として扱ってください。 本数と重量の関係はバニラビーンズ1本は何グラムかにまとめました。
計算例を挙げます(数字は説明のための例です)。
- A 店:10 本入り 2,000 円、重量の記載なし → 2,000 ÷ 30g = 約67円/g
- B 店:100g 4,500 円 → 4,500 ÷ 100g = 45円/g
袋の値段では A 店のほうが安く見えますが、1g あたりでは B 店が 3 割ほど安くなります。 少量の本数売りは、手に取りやすい代わりに 1g 単価が高くなりがちです。
同じ1g単価でも、中身が同じとは限らない
1g 単価にそろえても、まだ比べきれていない要素があります。
水分 しなやかに仕上げたものは水分を多く含み、そのぶん重くなります。 乾燥寄りのものは同じ本数でも軽く、1g あたりに含まれる香りの量が違います。 水分の多いものは、1g 単価が安く見えやすいと覚えておいてください。
長さと割れ 長いものほど 1 本あたりの値段は高くなります。 一方、割れや短いものを含む抽出用(グレード B などと呼ばれるもの)は安く出ています。 種を見せる用途には向きませんが、エクストラクトに漬けるなら十分です。 等級の呼び方と中身の関係はグレードAとプラニフォリア種に整理しました。
品種と産地 タヒチ産(タヒテンシス種)は生産量が少なく、プラニフォリア種より高く出ます。 香りの方向が違うので、価格だけで置き換えはできません (バニラビーンズの産地と生産国)。
比べるときは、品種・産地・グレードの定義がそろったもの同士で見るのが前提です。
税込か税抜か
業務用の価格表は、税抜で載せている売り手が少なくありません。 一般向けの通販は税込表示が原則なので、並べると税抜のほうが 8% ぶん安く見えます。
バニラビーンズは食品なので軽減税率の 8% です。 比べる前に、どちらかにそろえてください。 当店の表示価格はすべて税込です。
送料と最小ロットを足す
1g 単価に効いてくるのが、送料と最小ロットです。
- 送料:100g の注文に送料が乗ると、1g あたりの負担は小さくありません。数 kg なら誤差になります
- 送料無料の条件:一定額以上で無料になる場合、まとめる量しだいで実質単価が変わります
- 最小ロット:1kg 単位でしか出さない売り手は、1g 単価が安くても使い切れるかが問題になります
「1 回の注文で払う総額 ÷ 届く重量」 で比べると、これらがすべて入ります。
安すぎるときに確かめること
相場より大きく安いものには、たいてい理由があります。 悪いものとは限りませんが、次の点は確かめておく価値があります。
- 収穫年:前年以前の在庫は、乾燥が進んで香りが落ちていることがあります
- 等級の中身:割れや短いものが多く含まれていないか
- 荷姿:真空や脱酸素剤なしで長く置かれていないか
- 産地と品種の記載:書いていないものは比べようがありません
迷ったときは、サンプルを取り寄せて同じ条件で比べるのが確実です。 手順はバニラのサンプルを取り寄せて比べるにまとめました。
単価が下がる量と、使い切れる量
まとめて買うほど 1g 単価は下がります。 ただし下がり方は途中から緩やかになり、開封後に長く置けば香りは抜けます。
目安は 開封後 3 か月で使い切れる量 です。 それを超えるまとめ買いは、単価の差より香りの損のほうが大きくなりがちです。 当店のサイズ別の 1g 単価と、プリン 1 個・パウンドケーキ 1 台あたりに割った金額は バニラの原価はいくらかで計算しています。 月の使用量からサイズを決める手順は 業務用バニラビーンズの選び方にあります。
値段が毎年変わる理由
バニラは収穫が年に一度で、産地の作柄によって相場が大きく動きます。 去年の価格表と比べて高い・安いを判断すると、外すことがあります。 相場が動く仕組みはバニラが高い理由で説明しています。
まとめ
- 比べる単位は 1g 単価。本数売りは重量に直す(1 本約 3g は見当)
- 水分が多いものは重く、1g 単価が安く見えやすい
- 品種・産地・グレードの定義がそろったもの同士で比べる
- 税込と税抜をそろえる。バニラは軽減税率 8%
- 送料と最小ロットまで含めて「総額 ÷ 重量」で比べる
- まとめ買いは、開封後 3 か月で使い切れる量まで
当店はインドネシアの契約農家から直接買い付けたプラニフォリア種を、 100g から 30kg まで重量でお届けしています。 サイズごとの価格は商品一覧でご確認ください。
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