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Vanilla Studioインドネシア産バニラビーンズ
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バニラビーンズ1本は何グラム?仕込み量から必要な本数を出す

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レシピに「バニラビーンズ 1本」と書かれていても、仕込みが 10 倍になった途端に その指定は使いにくくなります。10 本という数え方は、さやの大きさで実際の量が変わるからです。

家庭で 1 本を使い切るぶんには誤差のうちですが、 毎週まとまった量を炊く現場では、この誤差がそのまま香りのばらつきになります。 本数ではなく重量で押さえておくほうが確実です。

1本はおよそ3g

当店の A グレードで、1 本あたりおよそ 3g が目安です。 Amazon で扱っている少量サイズが 3 本入りで 9g、10 本入りで 30g という換算になっています。

ただし さやの長さと太さは 1 本ずつ違います。 同じ 100g でも、細いものが多ければ 35 本近くになり、太いものが多ければ 30 本を切ることもあります。 当店が本数ではなく重量でお届けしているのはこのためです。

重量から本数の見当をつけるときは、次の程度に考えてください。

重量本数の目安
100g30〜35本
200g60〜70本
500g160〜175本
1kg320〜350本

なぜ本数指定はぶれるのか

バニラは畑で 9 か月かけて太らせ、そのあと数か月のキュアリングを経て仕上がります。 その過程で水分が抜けるため、最終的な重さは 1 本ずつ違うのが前提です。

長さが 2cm 違えば、重量は 1g 近く変わります。 3 本で 1g の差が出れば、牛乳 1L に対する使用量としては 1 割以上の違いです。 「1 本」と書いたレシピを別の仕入れ先の豆で再現したときに香りが変わるのは、 多くの場合これが原因です。

対策は単純で、レシピの指定を最初から重量で書き直しておくことです。 1 本と書いてある箇所を「3g」に置き換え、実際に炊いてみて過不足を調整します。 一度決めてしまえば、次に届いた豆の太さが違っても仕上がりは揃います。

計量は 0.1g 単位が読めるスケールがあれば十分です。

仕込み量あたりの使用量

香りの強さは好みと商品設計によりますが、出発点としては以下が扱いやすい量です。

用途目安
アングレーズ・カスタード牛乳 1L に 1〜2本(3〜6g)
アイスクリーム・ジェラートベース 1L に 1〜2本
プリン液体 1L に 1本
パウンドケーキ・マドレーヌ生地 1kg に 1本
シロップ・コンポート液体 1L に 1本
ホイップクリーム1L に 0.5〜1本

種の粒を商品として見せたい場合は、上限側(1L に 2 本)を選びます。 アイスクリームのように白い生地に黒い粒が映えるものでは、香りより先に見た目で差が出ます。

さやごと使うか、種だけ使うか

同じ 1 本でも、使い方によって引き出せる量が変わります。

牛乳やクリームに さやごと入れて温浸出する場合は、種とさやの両方から香りが出ます。 1 本でしっかり香りが立つのはこの使い方です。

一方、生地に 種だけをこそげて混ぜる場合、さやに残った香りは使われません。 種だけで同じ強さを出そうとすると、体感で 1.5 倍ほど必要になります。

したがって、種だけ使う工程が多い店は、こそげたあとのさやをどう回すかまで決めておくと無駄が出ません。 洗って乾かせばエクストラクトやバニラシュガーの材料になります。 方法は使い終わったさやを使い切るにまとめました。

焼き菓子は加熱で香りが抜けるぶん、同じ本数でも仕上がりの印象は弱くなります。 入れる場所と工程で変わる部分なので、 焼き菓子でバニラの香りを残す方法も合わせてご覧ください。

月の発注量を逆算する

月にどれだけ要るかは、次の順で出せます。

  1. 主力商品を 1 か月に何バッチ仕込むか数える
  2. 1 バッチあたりの使用量(g)を掛ける
  3. 補助的に使うぶんを 1〜2 割上乗せする

たとえばアングレーズを週 3 回、1 回 2L 仕込む店なら、 2L × 1.5本 × 3回 × 4週 = 月 36 本前後、重量にしておよそ 110g です。 この規模なら 100g がひと月で使い切れる量になります。

同じ計算で、アイスクリームを週 5 回 3L 仕込む店なら月 900g 前後。 1kg がちょうど 1 か月の単位になります。

買いだめが得とは限らない

1g あたりの単価はまとめるほど下がりますが、開封して長く置くほど香りは抜けていきます。 半年かけて使う 500g より、毎月届く 100g のほうが結果として香りが立つこともあります。

目安として、開封後 3 か月以内に使い切れる量から選ぶことをおすすめしています。 使用量が読めていて、保管環境も整っているなら、まとめたほうが単価では有利です。 サイズごとの単価差はバニラの原価はいくらかで計算しています。

なおバニラは収穫が年に一度で、産地の作柄によって手に入る量が変わります。 必要な時期と量が決まっている場合は、収穫期に合わせて確保できるよう お問い合わせから早めにご相談ください。

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