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Vanilla Studioインドネシア産バニラビーンズ
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OEMでバニラビーンズを原料指定する。規格書で決めておく項目

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委託元のブランドが「バニラビーンズ使用」をうたい、製造は受託工場が担う。 菓子の OEM ではよくある形です。

このとき、バニラは取り違えが起きやすい原料です。 見た目の似た香料があり、形態も産地もいくつもあり、収穫は年に一度しかありません。 口頭の「いつものバニラで」では、半年後に誰も同じものを指せなくなります。

委託元と受託側のどちらが読んでも使えるように、決めておく項目を並べます。

表示が崩れるのは、原料が替わったとき

「バニラビーンズ使用」と書けるのは、実際にさやや種を使っている場合です。 香料で香りを付けたものには書けません。 条件は「バニラビーンズ使用」と書ける条件にまとめました。

OEM で問題になるのは、表示を決める人と、原料を使う人が別だという点です。

委託元はパッケージに「バニラビーンズ使用」と刷る。 受託側は欠品のときに、悪意なく香料やペーストで補う。 その瞬間に、表示と中身が食い違います。

これを防ぐのは善意ではなく、書面です。 どの原料を、どの形で、どれだけ使うかを規格書に残し、替えるときの手順も決めておきます。

規格書で決めておく項目

最低限、次の項目は双方で同じものを見られるようにしておきます。

項目決めておくこと
品名バニラビーンズ(さや)。香料・エクストラクト・ペーストと区別する
品種・等級プラニフォリア種か、ほかの品種か。等級の呼び方
原産国産地を表示に書くなら必須。書かない場合も記録は残す
形態ホールのさや/種だけ/自家製ペースト。工程のどこで何を使うか
使用量製品 1 個あたり、または仕込み 1 バッチあたりの重量
保管条件受け入れ後の置き場所と、開封後の使用期限
代替の可否欠品時に替えてよいか。替える場合は誰が承認するか

品種と等級の考え方は グレードAと品種の話で説明しています。

使用量は本数ではなく重量で書く

規格書に「1 バッチ 3 本」と書くのは避けてください。

さやの長さと太さは 1 本ずつ違います。 同じ 3 本でも、太いさやと細いさやでは重量が大きく変わります。 委託元の試作と工場の量産で本数を揃えても、香りは揃いません。

目安として 1 本はおよそ 3g ですが、これはあくまで換算のための数字です。 「牛乳 1L あたり 6g」のように重量で書けば、届いたさやの太さが変わっても仕上がりは揃います。 本数と重量の関係はバニラビーンズ1本は何グラムかに整理しました。

種だけを使うのか、さやごと浸出に使うのかも、使用量と一緒に書きます。 同じ重量でも、さやを入れるかどうかで香りの出方が違うためです。

原料を誰が手配するか

OEM のバニラの調達には、大きく二つの形があります。

委託元が仕入れて支給する。 原料の指定が確実に守られ、表示の根拠も委託元の手元に残ります。 一方で、納品の時期と量を委託元が管理しなければなりません。 工場の在庫が切れても、工場からは発注できません。

受託側が指定どおりに仕入れる。 製造計画に合わせて工場が手配できるので、欠品が起きにくくなります。 そのかわり、仕入れ先と銘柄を規格書で縛っておかないと、 価格を理由に別のものへ替わることがあります。

どちらを選んでも構いません。 大切なのは、仕入れ先の変更を一方だけで決めないと取り決めておくことです。

欠品したときの決まりを先に作る

バニラは収穫が年に一度で、その年の作柄によって手に入る量が変わります。 相場が動いても、すぐに増産できる作物ではありません。 理由はバニラが高い理由で説明しています。

欠品は「起きたら考える」ではなく、起きる前提で決めておきます。

  • 代替してよい原料と、してはいけない原料
  • 代替するときに表示をどう扱うか(製造を止めるのか、表示を変えるのか)
  • 替える前に試作を挟むかどうか。挟むなら誰が評価するか

仕入れ先を替えるときの比べ方は バニラのサンプルを取り寄せて比べるに手順を書きました。 委託元と工場で同じ評価表を使うと、判断が早くなります。

年間の使用量を共有する

工場が欠品を避けるためにいちばん欲しいのは、年間の見込み数量です。

季節商品がある場合は、月ごとの増減も一緒に伝えます。 繁忙期の前にまとめて確保するのか、毎月一定量で受け取るのかで、 手配の仕方が変わります。 繁忙期の逆算はクリスマス・年末に向けたバニラの仕入れ計画で扱いました。

大口で受け取る場合は、届いてからの検収と保管も決めておきます。 抜き取り検品や小分けの手順は 10kg以上のバニラを受け入れるにまとめています。 入荷時に表面の白い結晶をカビと取り違えないための見分け方は バニラビーンズの白いものはカビかにあります。

原価は 1 個あたりの重量から出す

見積もりの段階で、バニラの原価は製品 1 個あたりの使用重量 × 1g あたりの単価で出します。

使用量を重量で決めておけば、この計算がそのまま原価になります。 本数で決めていると、さやの太さで原価がぶれ、見積もりの根拠を説明しにくくなります。

1g あたりの単価はまとめるほど下がりますが、下がり方は途中から緩やかになります。 サイズ別の数字と 1 個あたりへの落とし方は バニラの原価はいくらかに載せました。

当店について

インドネシアの契約農家から直接輸入しているプラニフォリア種の A グレードを、 100g から 30kg まで同じさやでお届けしています。 規格書のご用意も可能です。

数量別の単価、大口のお支払い、原料の仕様は 卸・大口のお取引にまとめました。 年間の見込み数量や、納品時期を分けてのお届けはお問い合わせからご相談ください。

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